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本当は、CDTでMicrosoft Visual C++ Toolkit 2003を使用する説明をしようかと思っていたのだけど、思いつきでDDK の利用方法について書くことにしました。

だって、Toolkitは Mobilefish.com - A tutorial about Eclipse. Setup Eclipse as IDE for Microsoft Visual C++ Toolkit 2003. Includes examples.にやり方かいてあるし、それほど難しくないからね。

さて、今回試すDDKとは、M$デバイスドライバ開発キットのことで、4年ほど前から有償で配られるようになったもの。CDで$25もするんだ。
そんなお金がかかるものは使えないだって?ご安心召されい、とある筋からwindows vista 向けの新しいドライバのフレームワークhttp://www.microsoft.com/japan/whdc/driver/wdf/default.mspx(今のところ無償)から取得できるKMDF 1.0にバンドルされているとの情報を手に入れたんですよ。こいつをGetすればいいんですよ。

はい、まずはそいつをインストール。今度は、テスト用にサンプルドライバのソースがほしいところ。Kernel-mode extensions •â‘«Ž‘—¿から一番シンプルなものをGet。テストは、簡単なものでやらないとね。

さーって、コンパイルでもしますか!・・・あれ?buildが上手くいかない。
先ほどの、Mobilefish.com - A tutorial about Eclipse. Setup Eclipse as IDE for Microsoft Visual C++ Toolkit 2003. Includes examples.は、eclipse/CDT@winの標準環境であるcygwinのmake.exeでコンパイルするのだけど、こちらはDDKのbuild.exeを使うのだよ。でも、それだけのはずなのになぁ・・・・
最初は環境変数eclipseのプロパティーをいじっていたのだけれど、どうもヘッダーやリンクパスが見つけられなかったりして危険な香りがする。頭の片隅にEclipseのバグDBに「パスをちゃんと見ろよ!」とか言うバグもあったような記憶もあるしねぇ・・・
仕方ないので、make.batなるファイルを作って、その中に、DDKについてきている環境設定用のsetenv.batを突っ込むことに。

@echo off
REM --------------------------------------------------------------
echo "set env"
call c:\WINDDK\3790.1830\bin\setenv.bat c:\WINDDK\3790.1830 chk wxp
c:
cd C:\eclipse\source\testdriver

echo "compile link"
c:\WINDDK\3790.1830\bin\x86\build.exe
REM -------------------------------------------------------------

とすると、安全にコンパイルリンクできました。
あと、パスをちゃんとソースのパスにしましょう。例だとC:\eclipse\source\testdriverだよ。そうしないと、DDKはサンプルコードをコンパイルしだします。おそらく開始ディレクトリがおかしいんだろうな。eclipse側の設定値を変える事で対応できるのだろうけど、それはそのうちということで今回はここまで。

さて、ここまで分かったらいろいろと世界が広がるな。う〜ん。たのしみ。

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eclipsewiki - InstallingCDTWithMSVisualC
http://eclipsewiki.editme.com/InstallingCDTWithMSVisualC
にもEclipse/CDT+VCtoolkitの話があるよ(追記)